書籍一覧 新刊
日本・韓国・中国 国際同人誌
『モンスーン』2号
「モンスーン」(季節風)という象徴的な詩誌名をつけた国際同人詩誌が創刊されて二号目に入る。韓国版、中国版、日本版とそれぞれ世に出た創刊号はおおむね好評だったと言ってよいだろう。(略)そしていま、再び「モンスーン」に作品を通して集まった詩人たち。この二号では、各人が創刊号の作品から、それぞれほかの国の詩人をとりあげて評している。対外読者との心の交流だけでなく、同人間の国際交流にも乗り出したわけだ。(佐相憲一〈第二号発刊の言葉より〉)
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A5判/112頁/並製本 ISBN978-4-86435-324-3 C1092 |
定価:1,100円(税込) |
発売:2017年12月4日
目次
目 次
Ⅰ 日本の詩・散文
第二号発刊の言葉 佐相憲一
〈創刊号の韓国・中国の詩に寄せるエッセイ〉
〈憂うつ〉という共通項 柴田三吉
窓は開かれた 苗村吉昭
羅喜徳さんの詩と、楊克さんの詩 佐相憲一
時空超える詩性に 中村純
アジアという視点を内在化するために 鈴木比佐雄
〈詩〉
柴田三吉
苗村吉昭
佐相憲一
中村純
鈴木比佐雄
Ⅱ 韓国の詩・散文
第二号発刊の言葉 金基沢
〈創刊号の日本・中国の詩に寄せるエッセイ〉
文明の入口で 高炯烈
中国の時間 高炯烈
記号たち、そして幾つかの動詞 羅喜徳
逍遥の足跡について 羅喜徳
芸術の新しさについて 陳恩英
私と世の間の静かな言葉たち 沈甫宣
〈詩〉
高炯烈(Hyeongryeol Ko)
金基沢(Kitaek Kim)
羅喜徳(Heeduk Ra)
陳恩英(Eunyoung Jin)
沈甫宣(Boseon Shim)
Ⅲ 中国の詩
林莽 (リン・マン)
沈葦 (シェン・ウエイ)
陳亮 (チェン・リャン)
蘇歴銘(スー・リーミン)
李占剛(リー・ジャンガン)
Ⅳ 青島に招かれて
中国詩人たちの素顔に触れて 鈴木比佐雄
東アジアの新たな「郷土詩」(田舎詩)を創造することが可能か 鈴木比佐雄
一枚の枇杷の葉 杉谷昭人の詩の力について 苗村吉昭
八月の祈り 中村純
後記